弾性塗料とは、ゴムのような弾力性を備えた塗料のことです。
外壁塗装でよく選ばれる種類の塗料ですが、弾性のある塗料で塗装することにどんなメリットがあるのでしょうか?
クラックに強い
弾性塗料で塗装すると、一般的な塗料で塗装した場合よりも、塗装表面のクラック(ひび割れ)が起こりにくいというメリットがあります。
塗装表面にひび割れができにくければ、それだけ家の見た目も良い状態で長くキープできるということです。
なぜ、弾性塗料で塗装するとクラックが起きにくいのかを考えてみましょう。
弾性塗料とは弾力性の高い塗料のことですので、塗装した時に形成される塗膜にも同じく高い弾力性があります。
その性質が、外部からの振動によって生じるひび割れを起きにくくしているのです。
このことを理解するには、弾力性のない塗膜で外壁が覆われている場合を想像してみるとよいでしょう。
地震はもちろん、走行する車などの影響で、建物はいつも振動を受けています。
弾力性のない塗膜の場合、その振動が蓄積した時に、バキッとひびが入ってしまいやすいわけです。
ところが、弾性塗料の塗膜には高い弾力性があるため、振動が伝わった時もその振動に合わせて伸縮することが可能です。
建物自体にひび割れができても、それを覆う塗膜がびよーんと伸びるようなイメージで、塗装表面にクラックを発生させにくくします。
防水性が高い
塗膜にクラックが起こりにくいということは、家の内部に雨水など水分を浸入させないというメリットにもつながります。
水分が建物の内部にまで入り込んでしまうと、そこから腐食を起こし、建物全体の劣化を早めてしまいます。
弾性塗料で塗装することでそのリスクが下がるため、家自体の耐用年数にも良い影響をもたらすでしょう。
弾性塗料で注意したいこと
メリットの大きな弾性塗料ですが、注意しておきたいこともいくつかあります。
まず、塗料自体の耐用年数が短いことです。
弾性塗料とそうでない塗料を比べると、同じ素材であれば後者の方が耐用年数は長いです。
たとえば、シリコン塗料の場合、耐用年数は12~15年と長いのが特徴ですが、シリコン系の弾性塗料にそこまでの耐用年数はありません。
弾性を持たせるために、配合されるシリコンの割合が非弾性塗料より低くなってしまうのが理由です。
また、塗装に技術を要する点も、弾性塗料で注意しておかなければならない点です。
技術と実績が確かな塗装業者に依頼する必要があります。
もし弾性塗料での外壁塗装を希望されるのであれば、入間市の入間リフォームまでご相談ください。